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AI時代とプログラマーとしてのこれから

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AI時代とプログラマーとしてのこれから

はじめに

私は2012年からプログラマー・アプリ開発者として生きてきています。
書いてみると、ちょっとびっくりします。

来日したのは2006年。
わお。

iOSはたしか 3.1.3 とかそのあたりでした。

開発していたら iPhone 4 が発表され、
会社の全アプリがリニューアル対象になり、
しばらくすると iPhone 5 が出て画面サイズが変わり、
iPad が出て、
ホームボタンがなくなり、
ノッチができて、
島(Dynamic Island)ができて……。

時代の変化と今の空気感

まあ、いろいろありました。

最近は、他にもたくさんの人が楽しんでいたり、
一方で、これによって悩んでいる人もたくさんいると思います。

プログラマーになりたいと思って勉強したら、
「バイブコーディング」とか言われて
「もうプログラマーはいらない」とか、
場所によっては
「プログラマーは採用しないで、AIを使える人を雇う」
なんて話も聞きます。

AIって最近のことのようにも思えますが、
なんだかんだでもう3年くらい経っていますね。

最初は、
「すごいけど一部の場面ではポンコツ」
と呼ばれるくらいで、
やっぱりまだまだだな、と思うところもありました。

でも、ここ最近は本当にすごいです。

現役iOS開発者として感じていること

実際に今でも iOS アプリの開発をしている立場として、
感じていることや、
これからどうしていくべきかについて、
自分自身かなり悩みました。

せっかくなので、ここに書いてみようと思います。

subagent と skills について

いきなりですが、2025年12月から
subagent や skills という機能が、
Copilot や Codex などでも使えるようになりました。

簡単に言うと、

  • subagent
    AI が AI に指示を出すことができる機能
  • skills
    AI が利用できる、関数のような機能

という理解でいます。(たぶん)

何がすごいのか

これらのすごいところは、
今までの「人間とAIの1対1の会話」ではなく、
人間1人に対して、複数のAIとやり取りできる
という点です。

AI同士で会議をさせたり、
お互いに議論させて性能の良くない agent を切り捨てたり、
優秀な agent だけを残したり、
あるいは AI が AI を作って選別したり。

AIがAIに指示を出すことで、
人間がいなくても勝手にどんどん何かを作っていく。
その姿は本当にすごいです。

skills の考え方

skills を例えるなら、電卓です。

1 + 1 は 2 ですが、
数式が複雑になると、人間もAIもミスをします。

AIは人間のデータから学習しているので、
ミスをする点も人間に似ています。

でも、人間は電卓を使えば計算ミスを防げます。

  • 1 + 1 は常に 2
  • 電卓で 1 + 1 が 2 以外になることはない

これと同じです。

agent に考えさせるのではなく、
「計算は計算用の skill に任せる」
という形にすることで、

  • input が同じなら
  • output も必ず同じになる

という制御が可能になります。

それでもエンジニアはいらなくならない

これからどんな新しい技術が出てくるかは分かりません。
正直、想像もつきません。

こんなに優秀なAIが、
こんなにも急速に広まること自体、
少し前までは想像できませんでした。

Mac Studio のような小さなマシンで
AIを動かす、なんて話を
6年前の人にしたら、たぶん鼻で笑われます。

では、

きれいなコードを一瞬で作れるAIがあるなら
software engineer はもういらないのでは?

という話になるかというと、
私はそうはならないと思っています。

なぜなら、AIを動かす人が必要だからです。

人がやるべきことは消えていない

どれだけ計算が得意な agent でも、
計算を依頼されるまでは何もしません。

というか、
依頼されなければ存在すらしません。

だから、

  • 計算をさせる人
  • 計算を自動化する人
  • 自動化の仕組みを運用する人
  • 問題が起きたときにメンテナンスする人
  • それを利用する人
  • 販売する人

が必要です。

さらに言えば、

  • サーバー
  • 電力
  • それらを支えるインフラ

も必要で、
そこに関わる仕事も消えません。

だから、iOS 開発者もいなくならないです。
iPhone がなくならない限りは。

AIの弱点

もう一つ、はっきりしている弱点があります。

AIは新しいことに弱い

新しいものは、
人間によってまだ学習されていないので、
AIは基本的に苦手です。

これからの自分の目標

私は10年以上、実際にコードを書く仕事をしてきました。
設計からリリースまでの経験もあります。

今年は、それらのノウハウを
subagent や skills として残すこと
を目標にしています。

そして、それを磨いて、
「AIをうまく使える人材」
になろうと思っています。

おわりに

こんな記事を読む人は、
もうこの時代では少ないかもしれません。

それでも、
一緒に今の時代を頑張って、
楽しんで生きていきましょう。

では、また!

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じにょぎ
著者
jinyogi
主にアプリの開発、最近は家族の思い出の動画作りにハマってる